たまごっち パラダイスは、「にゅーたまごっち星」という惑星そのものを育てる、最新シリーズのたまごっちです。ズームダイヤルを回して、宇宙レベルから細胞レベルまで視点を切り替えながらお世話するのが大きな特徴で、12種族・50以上のたまごっちと、ブリードによる5万通り以上の見た目の違いが用意されています。
一方で、「何から始めれば良いのか分からない」「たまシッターやブリードの使い方が難しそう」「フィールドや本体カラーで何が違うの?」と戸惑いやすい機種でもあります。
この記事では、たまごっち パラダイスの基本的な遊び方から、ズームダイヤルの使い方、フィールドと本体カラーの違い、ブリードやラボモード、Lab Tama連動、たまシッターの活用まで、初心者がつまずきやすいポイントを順番に解説します。これから遊び始める人も、すでに持っていて「なんとなく」で触っている人も、読み終える頃には、自分なりの遊び方のスタイルが見えてくるはずです。
- たまごっち パラダイスの基本仕様とゲームの流れが分かる
- ズームダイヤルと4つの視点を使いこなす遊び方が理解できる
- フィールドと本体カラーの違い、ブリードやシークレット要素の仕組みが整理できる
- ラボモードやたまシッター、Lab Tama連動を活用した効率的な遊び方のコツがつかめる
たまごっち パラダイスの基本遊び方
- まず知りたいゲーム概要
- エッグバンとゲーム開始
- ズームダイヤルと4視点
- お世話の基本サイクル
- フィールドと本体カラー
まず知りたいゲーム概要

たまごっち パラダイスは、2025年に発売された新シリーズで、「にゅーたまごっち星」という惑星を丸ごと育てることがテーマになっています。まずはズームダイヤルを押してエッグバンを起こし、自分の星を誕生させるところからスタートします。惑星にはたくさんのたまごっちが暮らしており、星の発展度によって遊べるフィールドやイベントが増えていく構造です。
従来の「1匹のたまごっちを大事に育てる」という遊びに対して、パラダイスでは「惑星レベル」「フィールドレベル」「個体レベル」「細胞レベル」という4つの視点を行き来しながら、星全体の環境と個々のたまごっちの両方を育てていく感覚が味わえます。公式情報では、12の種族に分かれた50以上のたまごっちが登場し、ブリードによる見た目のバリエーションは5万種以上と案内されています。
遊べるフィールドは基本の「りく」「みず」「そら」に加え、後から発売されたJade Forestでは「もり」フィールドも選べます。どのフィールドで育てるか、どんなごはんや遊びを与えるかによって成長先が変わるため、「試しながら覚える」楽しさが強いタイトルです。
最初は、細かい攻略条件よりも「惑星を育てる」「ズームで視点を切り替える」「いろいろな見た目のたまごっちに出会う」という3つの柱を意識しておくと、ゲーム全体のイメージがつかみやすくなります。
エッグバンとゲーム開始
電池を入れて電源を入れると、まず言語や日付・時刻などの初期設定を行います。対応言語は日本語を含む9言語で、一度選んだ言語はリセットしないと変更できません。時間と日付は、後からラボモード内の「せってい」から修正できますが、子どもに任せる場合は最初に大人が一緒に設定してあげると安心です。
初期設定が終わったら、ズームダイヤルを押し込むことで「エッグバン」が発生し、巨大なたまごからにゅーたまごっち星が誕生します。この演出が、プレイヤーと星との最初の出会いです。星には名前を付けたり、のちのちデコレーションで見た目を変えたりできるので、最初から愛着を持っておくとモチベーションが続きやすくなります。
エッグバンの後、最初のたまごが画面に現れ、しばらくするとベビー期のたまごっちが誕生します。各種攻略情報によると、たまご出現から数分で孵化し、ベビー期はおおよそ1時間前後でキッズ期へ進化します。ベビー期はごはん・ごきげんメーターの減りが早く、数分おきに減っていくため、最初の1時間はできれば画面をちょこちょこ確認してお世話してあげるのがおすすめです。
キッズ期に進むと、育成ペースは少し落ち着きますが、ここから先の成長はフィールドや食べ物の選び方、お世話ミスの回数などの影響を受けます。最初の1体目は「とにかく大人(アダルト期)まで育てること」を目標にし、あまり条件を気にし過ぎず、基本のお世話に集中するとスムーズに慣れていけます。
電源まわりでは、本体には電池が付属していないため、あらかじめアルカリ単4電池を2本用意しておきましょう。画面の明るさや音量を控えめにし、スリープ中は画面がしっかり消えているかを確認する習慣をつけると、電池持ちを良くできます。
ズームダイヤルと4視点

たまごっち パラダイスの肝となるのが、本体右上の「ズームダイヤル」です。ダイヤルを回すことで、4つの視点を行き来できます。それぞれ役割がまったく違うので、初心者のうちに一度じっくり確認しておくと、その後の混乱が減ります。
1つ目は「たまうちゅー」。ダイヤルをいちばん引いた状態で、にゅーたまごっち星全体を宇宙から眺めるモードです。星の大まかな状態や発展度を確認したり、ツーしん関連の入り口として使ったりします。星の名前を確認したい時や、「今どのフィールドが発展しているかな?」と俯瞰で見たい時に便利です。
2つ目は「たまふぃーるど」。星の中にある「りく」「みず」「そら」「もり(Jade Forestのみ)」といったフィールドを上から見下ろすモードで、リリース済みのたまごっちたちが自由に歩き回る様子を眺められます。フィールドにたまったうんちを片付けたり、遊具やデコアイテムを置いて環境を整えたりするのもこの倍率です。フィールドがきれいでにぎやかになるほど、惑星の発展度が上がっていくため、「星全体のお世話」の中心になる視点です。
3つ目は「たまごっち」。個々のたまごっちにズームインして、お世話をするメイン画面です。ここから「しょくじ」「おやつ」「おていれ」「ミニゲーム」などのコマンドを選び、育成中のたまごっちの空腹、ごきげん、健康状態を管理します。いわゆる従来シリーズの「お世話画面」にあたる部分なので、操作に迷ったらいったんここに戻ると安心です。
4つ目は「たまさいぼー」。さらにズームして、たまごっちの体の中を覗くような視点で、細胞レベルで病気を治したり、体調をケアしたりするミニゲームが用意されています。体調を崩した時にここで治療すると、ただ薬ボタンを押すだけでなく、遊びとしても楽しめるのが特徴です。
遊ぶときは、「今は星全体を見たいのか」「フィールドを整えたいのか」「特定の子のお世話をしたいのか」「体調ケアをしたいのか」を意識して、ズームダイヤルを切り替える癖を付けると画面迷子になりにくくなります。最初のうちに、ダイヤルを端から端までぐるっと回して「この倍率では何ができるのか」を一度確認しておくと、その後の操作がぐっと楽になります。
お世話の基本サイクル

にゅーたまごっち星のお世話は、「たまごっち視点」と「たまふぃーるど視点」、そして必要に応じてラボモードを組み合わせて回していきます。
まずは「たまごっち」視点で、今育てている子の状態をチェックします。お腹が空いていればごはんやおやつをあげ、ごきげんが下がっていればミニゲームや遊具で遊んであげます。トイレに間に合わずうんちをしてしまった場合は片付けてあげることで、清潔度と体調の悪化を防ぐことができます。攻略情報では、お世話ミスの回数や食べさせるメニューの傾向が進化先に影響することが示されており、「甘やかし過ぎ」「放置し過ぎ」に偏らないバランスが大事だとされています。
次に、「たまふぃーるど」視点でフィールド全体を眺めます。フィールドには、すでに大人になってリリースしたたまごっちたちが暮らしており、うんちを片付けたり、遊具を設置したりすることで、星全体の住み心地を整えていきます。フィールドが汚れていると病気が増え、たまさいぼーでの治療が増える…といった形で、視点ごとの状況はゆるく連動しているので、「個体のお世話」と「フィールドの掃除・設備」を交互に見るのがポイントです。
お世話の幅を広げるうえで重要なのが、ゲーム内通貨「ごっちポイント」です。ごっちポイントはラボモードのミニゲームや各種イベントで稼ぎ、ショップで食べ物やおやつ、遊具、デコアイテムなどを購入します。ショップで買った遊具をフィールドに設置すると、たまごっちたちの行動パターンが変わったり、新しいリアクションが見られたりして、育成のモチベーションにもつながります。
忙しい日中などは、ラボモード内の「おたすけ」にある「たまシッター」に一定時間お世話を任せることも可能です。たまシッターは1回300ごっちで、利用時間が6:00〜18:58に限られるなど制約がありますが、学校や仕事で長時間触れない日にはとても頼りになる機能です。
「個別のお世話」「フィールドの環境整備」「ごっちポイント稼ぎ」「必要に応じたたまシッター活用」という4つをバランス良く回すのが、たまごっち パラダイスの基本サイクルだと考えると分かりやすいでしょう。
フィールドと本体カラー
たまごっち パラダイスの本体カラーは、見た目の違いだけでなく、「最初に遊べるフィールド」や「登場しやすい種族」「カラー限定のレアたまごっち」に関わる重要な要素です。公式情報では、基本3色とJade Forestの特徴が次のように整理されています。
| 本体カラー | 最初のフィールド | アンロック順 | 備考 |
|---|---|---|---|
| Pink Land | りく | りく→みず→そら | ピンク限定のレアたまごっちが1体登場 |
| Blue Water | みず | みず→そら→りく | ブルー限定のレアたまごっちが1体登場 |
| Purple Sky | そら | そら→りく→みず | パープル限定のレアたまごっちが1体登場 |
| Jade Forest | もり | もり→りく→みず | そらフィールドは遊べず、森林系の新種族が中心 |
どのカラーを選んでも、遊びを進めれば最終的には複数フィールドで育成できます。ただし、スタート地点のフィールドや、育ちやすい種族、各カラー限定のレアキャラは異なります。特にJade Forestはもりフィールドに特化しており、その代わりそらフィールドのたまごっちは育成できない仕様です。空属性のキャラを集めたい人は、Purple Skyなど他カラーをメインにする必要があります。
各たまフィールドにリリースできるたまごっちは最大4体までで、一度フィールドにリリースしたキャラには「しょくじ」「おていれ」などの個別お世話はできなくなります。その代わり、フィールドの住人として景観をにぎやかにしてくれます。5体目をリリースすると自動的に一番古いキャラがフィールドからいなくなる仕様なので、「お気に入りの見た目」「思い出深い世代」などを基準に、誰を残すか軽く考えてからリリースすると後悔が少なくなります。
どの本体カラーにするか迷う場合は、「最初に遊びたいフィールド」と「本体そのものの色の好み」で選んで構いません。シークレットキャラまでコンプリートしたい場合は複数カラーが必要になりますが、「まずは1台でじっくり遊ぶ」つもりなら、いちばんワクワクする色を選ぶのが結果的に長続きしやすいです。
たまごっち パラダイス遊び方のコツ
- 成長ステージと種族理解
- ブリードと遺伝の楽しみ方
- ラボモードと設定の使い方
- ラボたま連動の遊び方
- 初心者向けプレイの工夫
成長ステージと種族理解

たまごっち パラダイスの成長ステージは、たまご期→ベビー期→キッズ期→ヤング期→アダルト期という流れで進行します。公式情報や各種攻略サイトによれば、おおまかな進化タイムラインは「ベビー期が約1時間、キッズ期とヤング期がそれぞれ約1日ずつ」という目安でまとめられています。実際には、遊び方やスリープのタイミングによって多少前後しますが、2日半〜3日ほどでベビーからアダルトまで成長するイメージです。
種族は大きく12種族に分かれており、「りく属」「みず属」「そら属」に加え、Jade Forestでは「もり属」など森林系の新種族も登場します。どのフィールドにどれだけ滞在したか、どんなごはんをどのくらい食べたか、たまさいぼーでどの属性のアイコンが多くなっているかが、キッズ期やヤング期の進化先に影響すると各種攻略情報で整理されています。
例えば、ベビー期〜キッズ期のあいだに「フィールドいどう」を使って特定フィールドに多く滞在すると、その属性のキッズに進化しやすいといった傾向があります。さらにキッズ期では、与えたごはんの種類に応じて、たまさいぼー画面に食べ物アイコンが蓄積され、もっとも多いアイコンの属性に対応したヤング期キャラへ進化するパターンが確認されています。
とはいえ、最初から細かい条件を追い過ぎると疲れてしまうのも事実です。最初のうちは「図鑑を埋めるつもりで、いろいろな育て方を試す」くらいの気持ちで十分です。同じキャラばかり続くようなら、「おやつを控えてごはん中心にする」「遊びのミニゲームを変える」「お世話ミスを極力減らす/あえて少し増やす」など、日々のお世話パターンを変えてみると、新しいキャラに出会える確率がぐっと上がります。
成長の傾向がつかめてきたら、「この種族を狙いたいから今日はこう育てる」というように、狙いを決めた育成も楽しめます。ヤング期は進化ルートが大きく分岐する重要なステージなので、この期間だけはいつもよりこまめに画面をチェックし、お世話ミスや極端な放置を避けるようにすると、狙ったキャラに近づきやすくなります。
ブリードと遺伝の楽しみ方

たまごっち パラダイスを語るうえで外せないのが「ブリード」です。ブリードとは、たまごっち同士をお見合いさせて新しいたまごを生ませる機能で、公式の説明でも「相性が良いと家族になり、ベビーに目や色が遺伝する」「見た目は5万種以上に分岐する」と紹介されています。
ブリードの方法は大きく2種類あります。1つ目は、Tamagotchi Paradise同士を背中合わせにドッキングして行う「ツーしんブリード」。両方の本体でツーしんメニューを選び、ブリードを選択してうまくいくと、新しいたまごが誕生し、親の目や体の色を受け継いだベビーが生まれます。相性が悪い場合は、公式サイトでも紹介されているように「ケガをしたり、食べられちゃったりする」コミカルな演出が入ることがありますが、ゲームオーバーになるわけではなく、親たまごっちはちゃんと生き残ると解説しているプレイヤーも多く、演出として楽しめる範囲です。
2つ目は、ラボモードの「おたすけ>たまごそうだん>ブリードする」から行う、1台だけでのブリードです。公式FAQでも「1台でも本体内メニューでブリードが可能」と明記されており、候補として表示されるたまごっちの中からお見合い相手を選ぶ形になっています。相手が用意されているぶん、相性や演出のバリエーションはややランダム性が強いですが、1人プレイでもじっくり遺伝遊びが楽しめるのが利点です。
ブリードを楽しむコツとしては、
- 普段の育成で「好きな目・好きな色」の子を見つけておく
- ブリード時は、遺伝させたいパーツを意識して相手を選ぶ
- 失敗演出が続いても深刻なペナルティではないので、気楽に回数を重ねる
といったポイントを意識すると、試行錯誤そのものが楽しくなります。
さらに、各カラーにはシークレットキャラが存在し、複数の攻略サイトでは「ヤング期のあいだに、自分のカラー以外の2種類の本体とツーしんする」という条件が共通して紹介されています。例えばPink Landなら、Blue WaterとPurple Skyの2色とヤング期にツーしんしておく、といった形です。公式が細かい数値条件を公開しているわけではないため、あくまで“有力とされる手順”ではありますが、シークレット狙いの際は、ヤング期の約1日を意識してツーしん回数を確保しておくと成功しやすいとされています。
ラボモードと設定の使い方
ズームダイヤルを長押しすると起動する「ラボモード」は、たまごっち パラダイス全体を管理するハブのような存在です。ここから本体設定の変更、ミニゲーム、ショップ、ブリードやたまシッターなど、さまざまな機能にアクセスできます。
主なメニュー構成は、おおよそ次のようなイメージです。
- せってい
時刻設定やサウンドの音量調整、効果音のオン・オフなど、本体の基本設定を変更できます。途中で生活リズムが変わった場合も、ここから時計を微調整できます。 - ミニゲーム
ごっちポイントを稼げるゲームがいくつか用意されており、惑星ランクや進行度に応じて内容や難易度が変化します。短時間で遊べるものが多いので、スキマ時間の資金稼ぎに便利です。 - ショップ
食べ物やおやつ、遊具、デコアイテムなどを、ごっちポイントで購入できます。Lab Tamaや店頭イベントなどで解放した限定アイテムも、条件を満たせばここから購入可能になります。 - おたすけ
ブリード、たまシッター、新しいたまごをもらうなど、育成をサポートするメニューがまとまっています。1台ブリードやたまシッターはここから利用します。
外部のレビューや攻略記事でも、「ラボモード=たまごっちラボ」が、お金稼ぎ・ブリード・お手伝い機能の拠点になっていることが繰り返し紹介されています。遊び始めたばかりの頃は、まず「せってい」で音量と時間を整え、その次に「ミニゲーム」でごっちポイント稼ぎを少し体験しておくと、その後のショップ利用までスムーズにつながります。
たまシッターを使う予定がある場合は、「おたすけ」の中を早めに覗いておき、いつでも呼び出せる状態にしておくと安心です。朝に「今日は午後は触れないから、この時間帯はたまシッターに預けよう」とざっくり計画を立てておくと、忙しい日でも育成が崩れにくくなります。
ラボモードは、単なる追加要素ではなく、「自分の生活リズムに合わせて遊び方を調整する」ための重要な機能です。最初の数日間に一度すべてのメニューを軽く触っておくと、「困ったらラボモードを開けば何とかなる」という安心感が生まれます。
ラボたま連動の遊び方
たまごっち パラダイスには、店頭に設置された巨大なたまごっち端末「Lab Tama(ラボたま)」との連動遊びも用意されています。ラボたまは、たまごっちラボが設置した大型の“にゅーたまごっち星”で、対象店舗に行くことで、店頭ならではの遊びを楽しめます。
代表的なコンテンツが「たまラン」と「たまたまウォッチング」です。たまランでは、自分の育てているたまごっちを巨大な星の中に放ち、他のプレイヤーのたまごっちと出会わせることができます。相性が良いとラボたま内でブリードが起こり、ミニゲームをクリアすると限定アイテムのダウンロード権がもらえるなど、デバイス単体では入手しづらいアイテムを狙えるのが魅力です。
たまたまウォッチングは、ラボたまに集まっているたまごっちたちを眺めながら、「どんな子が来ているか」を探す遊びです。ミッション形式で特定のたまごっちを探す要素もあり、普段自分の本体では見かけないキャラに触れられるため、「いつかこの子を自分でも育ててみたい」という図鑑埋めのモチベーションアップにつながります。
公式サイトの案内では、Tamagotchi Paradise本体を持っていなくても、一部のラボたまメニューで遊べるとされています。まだ本体を持っていない子が雰囲気を体験する場としても機能しているため、家族や友達と一緒に「まずはラボたまだけ試してみる」遊び方もありです。
通信面の注意点として、公式FAQでは「通信相手はTamagotchi Paradise同士と、店頭設置のLab Tamaのみ」と明記されています。Tamagotchi Uniや過去シリーズのたまごっちとは通信できないため、UniのダウンロードコードやWi-Fi機能などとは完全に別物と考え、機種ごとに遊びを切り分けて楽しむのが良いでしょう。
店舗によっては期間限定のたまラン(例:うんちパーク)や、店員さんが研究員として持っているたまごっちとのツーしんイベントなども実施されています。限定アイテムや特別なブリードの機会が用意されることもあるので、公式ニュースやラボたま設置店舗の情報をときどきチェックしておくと、より深く楽しめます。
初心者向けプレイの工夫
最後に、ここまでの内容を踏まえた「初心者が挫折しないための遊び方の工夫」をまとめます。
まず大事なのは、「すべてを一度にやろうとしない」ことです。惑星ランク、フィールドの発展、個々のたまごっちの育成、ブリード、シークレットキャラ、Lab Tama連動…と、とにかく要素が多い機種なので、最初の数週間は
- 好きなキャラを1〜2体、大人まで育てる
- 1つのフィールドをにぎやかにする
- ラボモードのミニゲームを1つクリアして、ごっちポイントの稼ぎ方を覚える
といった小さめの目標に絞ると、達成感を得やすくなります。
時間管理の面では、「朝と夜に10〜15分ずつお世話タイムを決める」スタイルがおすすめです。朝に空腹やうんちを片付け、寝る前に状態を整えるリズムを作っておけば、日中は基本的にスリープに任せつつ、本当に触れない日はたまシッター(6:00〜18:58/1回300ごっち)をスポット的に使う、という形で無理なく続けられます。たまシッターを19時以降まで続けるとごきげんメーターが減ってしまうため、「預けっぱなしにしない」「利用時間を決めておく」意識も大切です。
本体カラーが1台だけでも、ラボモードでの1台ブリードを活用すれば、かなり多くの見た目を楽しめます。図鑑やシークレットキャラのコンプリートを目指すのは、ゲームの仕組みに慣れてきてからでも遅くありません。むしろ、1台でじっくり遊び込んで「この機種が自分に合う」と確信できてから、2台目・3台目やJade Forestを検討する方が、システムの変化を強く実感できます。
ハード面の注意点として、公式FAQでも防水・防滴機能はないと明記されています。水場や雨の日の持ち歩きには十分注意し、落下や水没を防ぐためにポーチやストラップ付きのケースを使うと安心です。また、データが消えてしまった場合は復旧できないと案内されているため、リセットボタンの誤操作にも気を付けましょう。
最後に、家族で遊ぶ場合は「攻略情報を見る担当」と「自由に育てる担当」を分けるのもおすすめです。例えば、子どもには好きに育ててもらい、大人が別の本体やノートでブリードやシークレット条件を研究する、といった分担をすると、同じゲームでも違う楽しみ方ができ、長く付き合えるおもちゃになります。
総括:たまごっち パラダイス 遊び方の極意整理
この記事の内容を改めて整理すると、たまごっち パラダイスは次のようなポイントを押さえておくと遊びやすくなります。
- たまごっち パラダイスは、にゅーたまごっち星という惑星そのものを育てる最新シリーズであり、惑星レベルと個体レベルのお世話が組み合わさっている。
- ズームダイヤルで「たまうちゅー」「たまふぃーるど」「たまごっち」「たまさいぼー」の4つの視点を切り替え、宇宙から細胞まで異なるお世話を楽しむ設計になっている。
- エッグバンでにゅーたまごっち星が誕生し、たまご→ベビー→キッズ→ヤング→アダルトと段階的に成長していく。ベビー期は約1時間、キッズ期・ヤング期はそれぞれ約1日が目安。
- 12種族・50以上のたまごっちが存在し、フィールドや食べ物、お世話の仕方による分岐と、ブリードによる遺伝で見た目は5万種以上に広がるため、図鑑埋め要素が非常に強い。
- りく・みず・そら・もり(Jade Forest)といったフィールドと本体カラーが育成環境を決め、カラーごとにスタートフィールドや育てやすい種族、カラー限定のレアキャラが設定されている。
- 各フィールドには最大4体までたまごっちをリリースでき、一度リリースしたキャラは個別のお世話はできない代わりに、フィールドの住人として星をにぎやかにしてくれる。
- ブリード機能により、2台通信やラボモードからの1台ブリードで目や色が遺伝し、新しい見た目のたまごっちが生まれる。相性次第でコミカルな失敗演出も楽しめる。
- シークレットキャラについては、複数の攻略情報で「ヤング期のあいだに自分のカラー以外の2色とツーしんする」といった条件が有力視されており、カラーをまたいだ協力プレイと相性が良い。
- ラボモードでは、時間設定や音量調整などの本体設定に加え、ミニゲームでのごっちポイント稼ぎ、ショップでのアイテム購入、「おたすけ」でのブリードや新しいたまご・たまシッターなどを一括管理できる。
- たまシッターはラボモードのおたすけから利用できる有料サポートで、1回300ごっち・6:00〜18:58のあいだに限り、お世話を一定時間代行してくれる。使い過ぎるとごきげんが下がるため、ピンポイント活用がコツ。
- Lab Tama連動では、たまランやたまたまウォッチングなど店頭限定の遊びが用意されており、限定アイテムの入手やラボたま内でのブリードなど特別な体験ができる。
- 通信相手はTamagotchi Paradise同士とLab Tamaに限定されており、Tamagotchi Uniや過去シリーズとは通信できないため、機種ごとに遊び方を切り分けて考える必要がある。
- 本体はアルカリ単4電池2本で動作し、防水・防滴機能やデータ復旧機能はないため、電池管理と持ち運びには注意し、落下や水没を防ぐ工夫をしておくと安心できる。
- 小さな目標から始めて、生活リズムに合わせたお世話時間を決め、ラボモードやたまシッター・Lab Tamaを自分なりに組み合わせることが、たまごっち パラダイスを長く楽しく続けるためのいちばんのコツである。
これらのポイントを押さえつつ、自分なりのペースとこだわりを見つけていけば、「惑星まるごと育成」の奥深さをじっくり味わえるはずです。
