「うんこっちは平気だよ!」——この言葉を聞いたことがある人も、はじめて目にして首をかしげた人も、それがどういう意味なのか気になりませんか?
「うんこっち」という言葉は、たまごっちのキャラクター名のような響きを持ちながら、実はインターネット掲示板なんJから生まれた独特のユーモアミームです。
この記事では、「うんこっち」という言葉がいつ、どのように誕生したのか、なんJで話題になった元ネタのスレッドの経緯、そして「うんこっちも悪かったよ」「うんこっちは暇」といった派生バリエーションまで解説します。
さらに、そもそも「-っち」という言葉がたまごっちにどこから来ているのか、たまごっち初代のキャラクター一覧やうんちのお世話システムにも触れながら、「うんこっち」とたまごっちの笑えるつながりをひもときます。
- 「うんこっち」は2016年のなんJスレッドから生まれた一人称ミームである
- 元ネタは「LINE女『明日は大丈夫?』→うんこっちは平気だよ!」というやりとり
- 「-っち」の語感がたまごっちキャラクター名に似ているため笑いが生まれた
- 2022年・2025年にも派生ミームが登場し、今も語り継がれている
うんこっちとは?なんJ生まれの一人称ミームの全容
- うんこっちという言葉の意味と「たまごっちみたいに言うな」という反応
- 2016年なんJで生まれた元ネタ「うんこっちは平気だよ!」
- LINEが既読スルーになった経緯となんJの爆笑反応
- 2022年・2025年にも続く「うんこっちも悪かったよ」「うんこっちは暇」
うんこっちという一人称の意味と「たまごっちみたいに言うな」

「うんこっち」とは、自分のことを「うんこっち」と呼ぶ一人称のことです。要するに「私」や「俺」の代わりに「うんこっち」を使うわけですが、なんJのスレッドでは「一人称うんこっちはきついやろ、、、」というコメントが即座に飛び出しました。日常会話でいきなり「うんこっちは〇〇だよ」と送られてきたら、相手はまず戸惑いを隠せないでしょう。
この「うんこっち」という響きが話題を呼んだ大きな理由の一つが、たまごっちのキャラクター名との語感の近さです。なんJのコメント欄には「うんこっちってたまごっちにいたっけ?」「たまごっちかな?」という疑問が相次ぎ、2022年のなんJGODのスレッドでは「うんこっち(たまごっち)」と括弧書きするコメントまで登場しました。また2025年のスレッドでも「たまごっちみたいに言うな」という反応が付いており、「うんこっち」とたまごっちの関連づけはなんJの定番ツッコミとして定着しているようです。
「うんこっち」という言葉に対するなんJの反応は多岐にわたります。「くっさ」「くっさっさ」という嗅覚に訴えるコメント、「うんこっち!」「うんこっち先輩おっすおっす」とまるでキャラクターとして迎え入れるコメント、そして「自分の事うんこっちとか言ってて草」という呆れ混じりの笑いのコメントなど、スレッドは一人のユーザーが発した一人称をめぐって笑いの祭典と化しました。
「うんこっちに返事なんてせんわ」というコメントは、この一人称を使った相手からLINEの返信が来なくなった理由をはっきりと示しています。「うんこっち」という一人称がいかに相手に違和感と困惑を与えるか、なんJのユーザーたちはすぐに見抜いていたわけです。
この一人称ミームの核心は、「うんこ」という直接的すぎる言葉に「っち」という可愛らしい語尾が付くことで生まれる絶妙なギャップにあります。「-っち」の語感はたまごっちのキャラクター名を連想させるため、親しみやすさと汚さが同居する独特のユーモアが生まれていると考えられます。一人称として使うにはあまりにもインパクトが強すぎるこの言葉は、なんJという場でこそ花開いたと言えます。

2016年なんJで生まれた元ネタ「うんこっちは平気だよ!」

「うんこっち」の元ネタは、2016年12月23日(金)になんJに立てられたスレッドにさかのぼります。スレッド主のイッチは、LINEで連絡を取っていた女の子から「明日は大丈夫?」という質問を受けました。そこでイッチは「うんこっちは平気だよ!」と返信したのです。
このスレッドのタイトル自体がすでに「これ以降昨日から返事がないんやがどうすればええんやろ」という相談で始まっており、イッチはすでにLINEが途絶えたことに気づいていました。「うんこっちは平気だよ!」と送った後、女の子からの返信は来なくなってしまったのです。
スレッドが立てられるや否や、秒速で「うんこっち」というレスが付きました。最初の返信がスレッドタイトルの「うんこっち」という部分に反応するだけのシンプルな一言でしたが、これがきっかけとなって続々とコメントが集まります。「おはうんこっち」「うんこっち先輩おっすおっす」といったコメントが続き、イッチはすっかりキャラクター扱いされ始めました。
本来はLINEへの返信がなくなった悩みを相談するためのスレッドだったはずが、なんJのユーザーたちはその悩みには一切向き合いませんでした。「もうこのスレは2度とイッチの悩みを解決することはなかった」という締めのコメントが、このスレッドの末路を端的に表しています。
「うんこっちと付き合えるとか女すげえな」というコメントも付いており、LINEを送った相手の女の子への驚きと称賛(?)の声も上がりました。もっとも、当の女の子は返信をやめてしまったわけですから、付き合えていたかどうかは定かではありません。
スレッドに集まったコメントのほとんどが、イッチの悩み解決とはまったく関係のない方向に流れていきました。「うんこっち」という一人称の奇妙さが、なんJというコミュニティの笑いのツボを刺激したのです。スレッドタイトル自体に「うんこっちは平気だよ!」というフレーズが含まれていたため、スレッドを開いた瞬間に笑いが引き起こされる構造になっていました。
2016年12月23日というクリスマス直前のタイミングで、ある男性がLINEに送った「うんこっちは平気だよ!」という一文がきっかけとなり、「うんこっち」というミームがなんJに生まれた瞬間でした。

LINEが既読スルーになった経緯となんJの爆笑反応

「そら返信なくなるわな」——このコメントは、スレッドを読んだなんJユーザーの総意を一言で表しています。女の子から「明日は大丈夫?」という質問が来て、返ってきたのが「うんこっちは平気だよ!」という一人称で自分のことをうんこっちと呼ぶ返信です。返事が来なくなることは、多くの人が想像できる結末でしょう。
しかしなんJのユーザーたちは、イッチの悩みに共感したり解決策を提示したりするのではなく、笑いの方向に全力を注ぎました。「ツボって声出して笑ったわ」というコメントに象徴されるように、「うんこっちは平気だよ!」というフレーズ自体が読む者を爆笑させるインパクトを持っていたのです。
「大草原」という表現も登場しました。「草」をさらに強調する形の「大草原」というコメントが付いており、それほど爆笑した、という反応です。「くだらなすぎて草」というコメントも付いており、笑いの方向性は一致していました。
「誰だよ」「やめてくれよ」といった戸惑い系のコメントも見られます。「うんこっちは平気だよ!」を受け取った女の子の気持ちを代弁するかのような反応です。突然のLINEで「うんこっちは平気だよ!」と送られてきたら、確かに「誰だよ」と思うのが自然な反応でしょう。
「うんこっちに返事なんてせんわ」というコメントは、LINEが既読スルーになった理由をはっきりと示しています。一人称として「うんこっち」を使うことは、少なくとも相手との距離が縮まる効果は持っていないわけです。
スレッドを読んだ人の多くが笑いながらも「うんこっちと付き合えるとか女すげえな」というコメントに象徴されるように、当時まだ女の子と連絡を取り合えていた相談者への複雑な評価も生まれました。相談の内容よりも「うんこっち」という言葉そのものが主役になった瞬間でした。
スレッドの最後に添えられた「もうこのスレは2度とイッチの悩みを解決することはなかった」という一文が、このエピソードの顛末を見事に締めくくっています。相談スレッドは笑いのスレッドと化し、イッチの悩みは置き去りにされたまま、「うんこっち」というミームだけがなんJに刻まれました。

「うんこっちも悪かったよ」「うんこっちは暇」2022・2025年の派生ミーム

「うんこっちは平気だよ!」から約6年が経過した2022年12月21日、なんJGODに新たなうんこっちミームが登場しました。スレッドタイトルは「ワイ「ごめん、悪かった(うんこっちもごめんって返ってくるんやろな)」というもので、謝罪のシチュエーションにうんこっちが紛れ込む形での派生です。
このスレッドでも「うんこっちって誰だよ」「うんこっちって何や」という反応がすぐに寄せられました。2016年のスレッドを知らない世代や、うんこっちというミームになじみのないユーザーには、突然スレッドタイトルに現れた「うんこっち」は謎の存在として映ったわけです。
「うんこっち関係無いのにかわいそう」というコメントは、2022年のスレッドを読んだ人に笑いをもたらしました。確かに、彼女との喧嘩に「うんこっち」を巻き込む必要はまったくありません。「うんこっちはお前の都合のいいロボットじゃないんやで」というコメントも付き、うんこっちはスレッド内で独自の人格を与えられていました。
「そんな誠意のない謝罪ばっかしてるからうんこっちとしか付き合えないんやぞお前」というコメントは、うんこっちをパートナーの代名詞として使うシニカルなツッコミです。2022年のスレッドでも「うんこっち(たまごっち)」と括弧書きするコメントや「たまごっちみたいに言うな」という定番の反応が続いており、2016年からのうんこっちとたまごっちの関連づけが引き継がれていることがわかります。
さらに2025年11月3日、「女の子「来週暇?//////」ワイ「うんこっちは暇」」というスレッドがなんJに立てられました。女の子からの「来週暇?」という誘いのLINEに対して、「うんこっちは暇」と返信したところ、「なんか連絡来んくなったわ…」という2016年の元ネタと同じ状況になったという報告です。
「一人称終わってるやろ」「一人称が「うんこっち」なんか」というコメントが付き、「うんこっちの予定は聞いてないやろ」というツッコミも登場しました。9年を経ても「うんこっち」という一人称は健在であり、使った結果も2016年と変わらなかったようです。
たまごっちの-っちとうんちが生んだユーモアの世界
- たまごっちキャラクターの「-っち」命名文化と1996年の発売
- たまごっちのうんちお世話システム(3時間おきの宿命)
- たまごっち初代の11キャラクターと隠しキャラ「おやじっち」
たまごっちキャラクターの「-っち」命名文化と1996年の発売

たまごっちは1996年11月23日にバンダイから発売されました。翌年1997年には日本中で大ブームになり、多くの人が夢中になったとされています。2021年時点で歴代累計販売数は8,300万個を超えるという規模で普及したこのゲームは、「たまごからスタートするのでたまごっちなわけですから」という説明が示すとおり、「たまご+っち」という名前の成り立ちを持ちます。
この「-っち」という語尾は、たまごっちのキャラクター名にも受け継がれました。初代たまごっちのキャラクターを見ると、べびっち、まるっち、たまっち、まめっち、ぎんじろっち、くちぱっち、ますくっち、たらこっち、にょろっち、おやじっちと、ほぼ各キャラクターに「-っち」が付いています。この命名パターンが定着しているため、「うんこっち」という単語を聞いた人が「たまごっちにいたっけ?」「たまごっちかな?」と思うのは自然な反応と言えます。
2016年のなんJスレッドでは「うんこっちってたまごっちにいたっけ?」というコメントが付き、「たまごっちかな?」と答えるコメントも続きました。2022年のなんJGODでは「うんこっち(たまごっち)」と括弧書きするコメントが登場し、2025年のスレッドでも「たまごっちみたいに言うな」という反応が定番として現れています。「うんこっち」という言葉が繰り返し話題になるたびに、たまごっちとの関連づけが自動的に起きるのは、「-っち」という語尾パターンが人々の記憶に深く刻まれているからでしょう。
2017年11月23日には、発売20周年を記念した復刻版「祝20しゅーねん!たまごっち」が発売されました。パッケージのデザインや本体のサイズ、お世話遊びの要素も当時のまま再現された形での復刻です。1996年発売の初代から30年近くが経った現在も、「-っち」という語尾はたまごっちを連想させる記号として機能し続けています。

たまごっちのうんちお世話は3時間おきの宿命

たまごっち初代のゲームには、6つのお世話要素が設けられていました。「①ごはん・おやつをあげる ②トイレのお世話 ③病気の治療 ④電気を消す ⑤ミニゲーム ⑥しつけ機能」の6つです。このうち「②トイレのお世話」は、「うんこっち」というミームとたまごっちをつなぐ要素の一つでもあります。
初代たまごっちのキャラクターの多くは、「うんちは3時間おきに必ずする」という設計になっていました。まるっち、たまっち、まめっち、ぎんじろっち、ますくっち、たらこっち、にょろっちはいずれも3時間おきに必ずうんちをします。うんちをした後の処理(トイレのお世話)を怠ると不機嫌になる設計になっており、お世話をする側は定期的にうんちの処理をしなければなりません。
べびっちは少し特殊で、変身して15分後にうんちをし、その25分後(変身してから40分後)に寝て、さらに5分後に起きます。寝る直前、もしくは起きた直後にもう1回うんちをするという特殊なパターンです。べびっちはおなかが3分ごとに1つずつ、ごきげんが4分ごとに1つずつ減るため、他のキャラクターと比べてお世話の頻度が高くなっています。
まるっちの場合、満タンにしてからおなかは3時間前後、ご機嫌は4時間前後で空になるとされています。うんちをした場合、その処理をしないと不機嫌になる設計です。まめっちになれるような理想的な育て方でも、うんちの処理だけは欠かせない作業として設計に組み込まれていました。
2017年の復刻版「祝20しゅーねん!たまごっち」でも、「トイレのお世話」はそのまま再現されての発売でした。パッケージのサイズ・デザイン、本体のサイズ・デザイン、お世話遊びの6要素はどれも当時のまま再現されたとされています。発売から20年以上経っても変わらないお世話要素として、うんちの処理はたまごっちに不可欠な要素であり続けています。「うんこっち」というなんJミームと、たまごっちのうんちのお世話が持つ切っても切れない縁は、こうした設計の中にも垣間見えます。
たまごっち初代の11キャラクターと隠しキャラ「おやじっち」

たまごっち初代のキャラクターは、たまごを除いて全11種類、たまごを含めると12キャラクターとなっています。成長の段階は「たまご〜ベビーっち時代(3キャラ)」「こどもっち時代(2キャラ)」「アダルトっち時代(6キャラ)」「隠しキャラ(1キャラ)」の4段階に分かれています。
たまごからスタートして最初に変身するのがべびっちです。その後まるっちへと成長し、ここから育て方によってたまっちとくちたまっちの2つに分岐します。アダルトっち時代には、まめっち、ぎんじろっち、くちぱっち、ますくっち、たらこっち、にょろっちの6キャラクターが登場します。
まめっちになるためには「まるっち」→「たまっち」から通してしつけ100%、空腹不機嫌0回という厳しい条件をクリアする必要があります。ぎんじろっちは「たまっち」の段階でしつけをサボり気味にするとなれます。くちぱっちは「まるっち」「たまっち」双方の段階でしつけをサボり気味にすることで育ちます。ますくっちは「まるっち」の段階で少々、「たまっち」の段階で相当しつけをサボるとなれます。たらこっちはしつけを一切しないとなれるキャラクターです。にょろっちはしつけを少なくしながら、ごはんとごきげんを限界まで少なくするとなれますが、7〜8歳くらいになると必ず死んでしまう短命なキャラクターとされています。
そして隠しキャラが「おやじっち」です。おやじっちになるためには、「ますくっち」まで育てた上でしつけを75%キープし、10〜14歳のタイミングで変身させる必要があります。その外見はWikipediaの記述を引用する形で「頭頂部から一本毛を生やしたオヤジの顔から足が2本生えた姿をしている」と紹介されています。
バンダイが女子高生をターゲットにして開発した商品なのに、育成の最終形態が「おやじっち」というギャップがあります。このギャップについて、あるサイトでは「ゆるキャラの走りでもあった気がします」と評しています。初代たまごっちの11種のキャラクターは、各キャラが「-っち」という語尾を持ち、それぞれ異なる育て方で到達できる存在として設計されていました。
うんこっちとたまごっちの笑えるつながりまとめ
この記事のまとめです。
- 「うんこっち」は2016年12月23日(金)のなんJスレッドから生まれた一人称ミームである
- 元ネタはLINEの女の子から「明日は大丈夫?」と聞かれた相談者が「うんこっちは平気だよ!」と返信したことにある
- 返信後、LINEの返事は来なくなり、相談者は「これ以降昨日から返事がないんやがどうすればええんやろ」とスレッドに相談した
- スレッドに秒速で「うんこっち」というレスが付き、「おはうんこっち」「うんこっち先輩おっすおっす」とキャラ扱いされた
- 「もうこのスレは2度とイッチの悩みを解決することはなかった」という締めコメントが残された
- なんJでは「うんこっちってたまごっちにいたっけ?」「たまごっちかな?」という反応が複数付いた
- 「うんこっち(たまごっち)」「たまごっちみたいに言うな」は、うんこっちミームが登場するたびに定番の反応として現れる
- 2022年12月21日のなんJGODスレッドでは「ワイ「ごめん、悪かった(うんこっちもごめんって返ってくるんやろな)」」という派生ミームが登場した
- 2025年11月3日には「女の子「来週暇?//////」ワイ「うんこっちは暇」」という派生スレッドが立てられ、同様に連絡が来なくなった
- たまごっちは1996年11月23日にバンダイから発売され、1997年には日本中でブームになった
- 2021年時点でたまごっちの歴代累計販売数は8,300万個を超える
- たまごっちのキャラクター名はほぼ各キャラクターに「-っち」が付いており(べびっち、まるっち、まめっち、ますくっち等)、「うんこっち」という言葉がたまごっちキャラクターのように聞こえる理由になっている
- たまごっち初代のキャラクターはたまごを除いて全11種類で、多くのキャラクターは「うんちは3時間おきに必ずする」設計になっている
- 隠しキャラ「おやじっち」はバンダイが女子高生向けに開発した商品の最終形態であり、頭頂部から一本毛を生やしたオヤジの顔から足が2本生えた姿とされている
- 2017年11月23日に発売された復刻版「祝20しゅーねん!たまごっち」でもトイレのお世話を含むお世話要素は当時のまま再現されている
