たまごっちスマートの電池は、本体に内蔵された充電式です。電池が少なくなったら、付属の充電ケーブルで充電して遊びます。乾電池を買い足したり、電池交換のために本体を開けたりする必要はありません。
まず覚えておきたいのは、充電の案内が「2時間程度」、使用時間が条件付きで「最大約30時間」という違いです。また、ケーブルを挿しても自動で充電中の画面には切り替わりません。電池の種類から表示の見方、困ったときの対処まで、順に見ていきましょう。
- 内蔵充電式電池の扱いと自己交換の注意点
- 付属ケーブルでの充電と完了表示の見方
- 最大約30時間の稼働条件と電池持ちの判断
- 起動しない場合の対処と育成データの扱い
たまごっちスマートの電池の種類と正しい充電方法
電池は内蔵の充電式|自分で交換するために分解しない

たまごっちスマートが使っているのは、リチウムイオンポリマー電池です。本体に入っている電池を繰り返し充電する仕組みなので、普段の電池切れには充電で対応します。説明書にも、本体と充電ケーブルをつないで充電する手順が示されています。
「電池が弱ったら、自分で交換できる?」という点では、メーカーは分解やハンダ付けを禁止しています。内蔵された充電式電池を誤って扱うと、発熱・破裂・発火・液漏れの危険があるためです。電池交換を目的に裏側を開けたり、別の電池を取り付けたりすることは避けてください。
ここは、自分で行う交換とメーカーの対応を分けて考えたいところです。充電できない場合、公式FAQはお客様相談センターへの連絡を案内しています。ただし、電池交換の可否や費用までは、この案内から確定できません。「相談すれば必ず交換してもらえる」とは考えず、症状に応じた対応を問い合わせることになります。
付属ケーブルとパソコンで充電する|アダプターには条件あり
充電には、本体に付属する専用の充電ケーブルを使います。バンダイの公式FAQが推奨している接続先はパソコン。パソコンを持っていない場合には、動作確認済みのUSB ACアダプターで充電するよう案内されています。コンセントからの充電が一律に禁止されているわけではありません。
- 本体を腕から取り外し、本体とケーブルに破損などの異常がないか、差込口やUSB端子に細かなゴミ・ホコリがないかを確認します。
- 本体側面の充電ケーブル差込口のカバーを指先で外します。
- 付属ケーブルのマイクロUSB端子側を、向きを確かめて真っ直ぐ差し込みます。
- 反対側をパソコンのUSB端子に接続します。
- 「でんちかくにん」で状態を見て、充電が終わったらすぐにケーブルを取り外します。
アダプターを使いたい場合は、公式説明書の19ページにある動作確認済み一覧を参照できます。この一覧は2021年11月時点の情報で、バンダイは動作確認と動作保証を区別しています。掲載機器でも動作を保証するものではなく、アダプター側の説明書も読む必要があります。
アダプターを選べることと、ケーブルを自由に替えてよいことは別です。説明書は充電ケーブルについて、必ず専用品を使い、市販品を使用しないよう指定しています。端子の形が合うという理由だけで代用せず、アダプターを使う場合も本体付属のケーブルを組み合わせます。
抜き差しするときはコネクタ部分を持ち、無理な力を加えないようにしましょう。
充電は2時間程度の案内|完了したらすぐに外す

公式FAQには、ケーブルを挿した状態で2時間程度充電し、表示を確認する手順が載っています。説明書でも、電源が入らず電池残量が少ない場合には、使用前に2時間程度充電するよう案内されています。まずはこの時間を目安にしつつ、完了の判断は「じゅうでんかんりょう!」の表示で行います。
ただし、2時間程度という案内は、異常があってもそのまま待つという意味ではありません。説明書では、充電を始めても充電されている表示が出ない場合や、2時間以上たっても充電完了の表示が出ない場合、ケーブルを取り外して直ちに使用をやめるよう指定しています。
表示を確認する場所と初期設定前の例外は、次の節で説明します。
充電が終わったら、時間が目安に届いていなくてもケーブルを取り外します。満充電のままつなぎっぱなしにしたり、充電済みの本体へ再充電したりしないでください。説明書は充電済みの本体への再充電について、過充電になり危険だと注意しています。充電は目の届く、周囲に燃えやすいものがない場所で行います。
電池残量と充電中の表示は「でんちかくにん」で見る
充電中かどうかを見るには、お世話メニューの「じょうたい・せってい」から「せってい」へ進み、「でんちかくにん」を選びます。ケーブルを挿しただけでは「じゅうでんちゅう」の画面に切り替わらないため、元の画面のままでも、それだけで充電失敗とは判断できません。
| 表示・状態 | 意味と対応 |
|---|---|
| じゅうでんちゅう | 充電中です |
| じゅうでんかんりょう! | 電池が満タンです。ケーブルを取り外します |
| でんちでさどうちゅう | 電池で動作中です。残量は高・中・低で示されます |
| じゅうでんしてね! | 充電が必要な状態です |
「じゅうでんしてね!」という低電圧画面でケーブルを挿したときも、充電中の画面には自動で変わりません。設定メニューへ進んで状態を見ます。一方、初期設定前の充電では、充電中画面を確認できないという例外があります。
すでに遊んでいる本体と、初めて起動する前の本体では、表示の確認条件が異なる点に気を付けてください。
たまごっちスマートの電池がもたない・充電できないときの対処
最大約30時間は条件付き|電池がもたないと感じたら
公式FAQによる稼働時間は、1日1時間程度の遊びとスリープ状態で最大約30時間です。このスリープ状態では、時計機能とセンサー類は動いています。「30時間ずっと画面を操作して遊べる」という意味ではありません。遊ぶ時間と、操作せずにいる時間を合わせた条件として受け止めましょう。
電池の減りが早いと感じたら、まずは「じゅうでんかんりょう!」まで充電できたかと、遊び方がこの条件に近いかを分けて見ます。たくさん操作した日の持ち時間を、1日1時間程度の遊びを前提とする最大値とそのまま比べることはできません。また、最大約30時間という数値だけを、故障かどうかの境目にもできません。
使っている場所の温度にも注意が必要です。説明書では気温5度以下の場所で使用しないよう指定されており、内蔵充電池の性能が十分に発揮できず、正常に操作できない恐れがあるとされています。寒い場所で反応がおかしい場合に、その症状だけから電池の寿命を決めつけることはできません。
なお、ここで挙げた公式の案内では、電池の寿命を一律に「何年」、交換時期を「何回の充電」とする基準は確認できません。持ち時間の短さだけで交換用電池を選ぶのではなく、充電完了の表示や、電源が落ちるときの状態を確かめるところから進めてください。
画面がつかない・充電できないときは表示と起動を切り分ける


電源を入れる操作は、ホームボタンを約5秒間長押しすることです。説明書では、電源が入らない場合は一度リセットボタンを押し、再度ホームボタンを5秒間長押しするよう案内しています。それでも起動しない場合には電池残量が少ない可能性があり、充電の手順へ進みます。
画面が真っ暗・真っ白になったり、音が出なくなってホームボタンにも反応しなかったりする場合も、電池切れの可能性があります。説明書には、低電圧画面が出ないまま電池がなくなることもあると記載されています。「じゅうでんしてね!」を見ていないからといって、電池が残っているとは限らないのですね。
充電を試す場合は、付属ケーブルと接続先を確かめ、設定メニューを操作できるなら「でんちかくにん」を開きます。元の画面から切り替わらないだけなのか、確認画面にも充電表示が出ないのかで、見ている状況が変わります。表示が出ないまま何時間も接続し続けることは避け、説明書の中止条件を守ってください。
公式手順を行っても「じゅうでんちゅう」「じゅうでんかんりょう!」が表示されない場合、充電方法の公式FAQは、ページ下部の問い合わせボタンからお客様相談センターへ連絡するよう案内しています。初期設定前か、以前は遊べていた本体か、どの表示まで進むかを伝えると、症状を具体的に説明できます。
ただし、バンダイの不具合・故障の問い合わせ案内には、個人間取引、中古ショップ、オークションサイトなどで購入したものは対象外と明記されています。中古で手に入れた本体について、通常のサポートや交換を受けられる前提にはしないでください。
育成を続けたいときは「つづきから」|データ消去との違い
電池や起動の不調があると、育てているたまごっちのことも心配になりますよね。リセット後に「つづきから/データをけす」の選択画面が出た場合、お世話を続けたいなら「つづきから」を選んで決定します。通常画面へ戻ったら、「とけいせってい」で現在の日付と時刻に修正します。
「データをけす」は、新しいたまごっちから始めたい場合の選択肢です。選んで決定すると、「メモリー」や「ごはん」「おどうぐ」など、すべてのアイテムデータが消えて初期状態へ戻ります。不調を直したいだけなら、リセットボタンを押す操作と、その後にデータ消去を選ぶ操作を混同しないことが大切です。
この選択画面のまま時間切れで消灯した場合は、自動で「つづきから」でのスタートになります。ただし、この仕組みがあるからといって、電池切れや不調が起きてもデータが必ず残るとは保証できません。公式FAQは、消えてしまった育成データを元に戻すことはできないと案内しています。
残っている育成を続ける操作と、消えたデータの復旧は別の話です。
久しぶりに遊ぶとき・本体に異常があるときの注意


しばらくしまっていた本体で遊び直す場合も、まず本体と充電ケーブルに異常がないかを見ます。電源が入らなければ、先ほどの起動操作と充電の案内に沿って対応します。長く使っていなかったという理由だけで、充電時間を延ばしたり、分解して電池を取り出したりしないでください。
保管場所について、説明書は火の近くや高温・多湿の場所を避けるよう指定しています。また、使用上の注意には高温・低温になる場所での保管を避けることも記載されています。一方、長期保管中に何か月ごとに充電するか、残量を何%にするかという具体的な条件は、ここで紹介した公式案内からは確定できません。
充電中・使用中に本体が熱くなる、異臭がする、ふくらむ、煙が出るなどの異常を感じたら、充電ケーブルを取り外し、直ちに使用をやめてください。水にぬれた場合も使用を中止します。たまごっちスマートには防水・防滴機能がありません。
使い終えた本体を処分する場合は、お住まいの自治体のルールに従います。説明書は、リチウムイオンポリマー電池を使用する本体として廃棄するよう案内しています。
処分のためであっても自己判断で分解せず、自治体の廃棄方法を確かめてください。
たまごっちスマートの電池と充電のまとめ
この記事のまとめです。
- たまごっちスマートは内蔵のリチウムイオンポリマー電池を充電して使う機種です。
- メーカーは分解・ハンダ付けを禁止しているため、自分で電池を交換するために本体を開けないでください。
- 充電は付属ケーブルとパソコンが基本。パソコンがない場合は動作確認済みUSB ACアダプターを使う案内があります。
- 充電は2時間程度の案内ですが、完了したらすぐにケーブルを外します。
- 充電表示が出ない、または2時間以上たっても完了しない場合は使用を中止します。初期設定前は充電中画面を確認できない例外があります。
- 充電状態は「じょうたい・せってい」→「せってい」→「でんちかくにん」で確認します。
- 最大約30時間は、1日1時間程度の遊びと、時計・センサー類が動くスリープ状態での稼働時間です。
- 低電圧画面が出ないまま電池が切れる場合もあります。起動・充電の公式手順でも改善しなければ、公式FAQの問い合わせ案内へ進みます。
- リセット後に育成を続けるなら「つづきから」を選び、日付と時刻を修正します。消去済みの育成データは復旧できません。
- 本体の熱・異臭・ふくらみ・煙などの異常時はケーブルを外して使用を中止し、廃棄は自治体のルールに従います。








